レーシックでピント調節筋が治りますか?
私は近視と老眼の両方があります。老眼はピントを調節する筋力の衰えが原因と効きましたが、近視と合わせて老眼もレーシックで治すことは出来ますか?
A.
レーシック手術の中には老眼に対応しているものもありますが、老眼により衰えてしまった筋そのものを治すことは出来ません。人間が物を見る時は、まず眼に光が入り、その光がレンズの役割をする角膜と水晶体を通ることでピントが合い、目の奥にある網膜で像が結ばれるようになっています。角膜の奥にある水晶体は、その厚みを変えることでピントを合わせる働きをしており、近くのものを見る時は厚く、遠くのものを見る時は薄くなります。この水晶体の厚みを調節している筋肉が、ピント調節筋(毛様体筋)です。
水晶体やピント調節筋の動きに支障があると、目はピントを合わせられなくなって物が見えづらくなってしまいます。老眼は、加齢によって水晶体の弾力が失われてしまったり、ピント調節筋の動きが弱くなって薄くなった水晶体を厚くすることが出来なくなり、ピントを合わせづらくなっている状態を指しています。
これに対しレーシックでは、水晶体の外側にあるもう一つのレンズ、角膜にレーザーをあてることで凹凸を削り、レンズの屈折率を調整することでピントを合わせるようにしていきます。つまりレーシックは、弱くなった水晶体やピント調節筋を回復させるというものではなく、その外側を矯正して物を見えるようにする手術なのです。
弱くなってしまったピント調節筋を回復させるには時間やトレーニングが必要になります。また老眼の場合は、筋力が衰えるのは自然なことなので、現在の医療で回復させることは厳しい状況です。
ただレーシックを受ければ近視を矯正することが出来ます。老眼だけが残る状態であれば、常に遠近両用の目がねをかける必要がなくなり、日常での負担は小さくなるかも知れません。またレーシックにも老眼対応のものがあります。ただメリット・デメリットがあり、当事者の事情によって異なりますので、よく医師と相談するようにして下さい。
